ソニーから「電波を読む」超高級ラジオとして、1975年10月21日に発売されたものです。発売2ヶ月前のベルリン国際ラジオ・テレビ展に出展され、初めて公開されました。以降、欧米のBCLファンの間で大評判になった機種です。短波帯はダブル・スーパーになっているほか、あらゆる箇所に高級部品を使い、新開発による多くの斬新な設計がなされています。
全短波帯、150〜410kHzの長波、中波、FMを32バンドでカバー。短波受信部には高精度水晶発振のPLL方式シンセサイザー・チューナーが採用され、ダイヤル面は発光ダイオードによるデジダル表示を採用しています。周波数が1kHz単位でデジタル表示されるため、簡単にしかも正確に周波数をセットすることが出来ます。まさに「電波を読むラジオ」あるいは「電波を待ち受けるラジオ」です。
また本機には月差10秒以内という超高精度の水晶発振式時計も内蔵されています。この時計はカウンタ式で表示されるデジタル式になっていて、ラジオの電源スイッチに連動しています。従って目的の放送局の周波数に、ダイヤル面のデジタル数字を合わせ、その放送局の開始時刻にタイマーをセットしておけば、放送開始と同時にラジオは聞くことが出来ます。当時のBCLファンにとってはまさに「夢のラジオ」と言えるでしょう。
ワールドゾーン32(CRF-320) 1975年発売 ¥320,000
